時系列予測モデルの比較【Prophet・ARIMA・LSTMを使い分ける】

時系列予測モデルの比較【Prophet・ARIMA・LSTMを使い分ける】 AIツール・レビュー

はじめに

時系列予測は需要予測・売上予測・在庫予測など業務で広く使われています。Prophet・ARIMA・LSTMの3手法はそれぞれ得意分野があり、使い分けが重要です。製造業での需要予測プロジェクト経験から3つの比較と使い分けを解説します。

Prophet(Meta製)

Prophetはトレンド・季節性・休日効果を自動的に分離して予測します。ビジネス時系列(日次売上・週次来店数など)との相性が抜群で、Pythonで5行程度で動かせます。欠損値にも比較的頑健で、データサイエンティスト以外でも使いやすいのが特徴です。

from prophet import Prophet

model = Prophet(
    yearly_seasonality=True,
    weekly_seasonality=True,
    daily_seasonality=False
)
model.fit(df)  # df: ds(日付), y(値)のDataFrame
future = model.make_future_dataframe(periods=30)
forecast = model.predict(future)

おすすめ場面:日次・週次の売上予測、強い季節性があるデータ、非エンジニアへの説明が必要な場合

ARIMA

ARIMAは統計的な時系列モデルで、データの自己相関・季節性を明示的にモデル化します。Prophetより解釈性が高く、統計的な信頼区間が明確です。

from statsmodels.tsa.arima.model import ARIMA
from pmdarima import auto_arima

# パラメータ自動選択
model = auto_arima(train_data, seasonal=True, m=12,
                   stepwise=True, suppress_warnings=True)
forecast = model.predict(n_periods=12)

おすすめ場面:統計的な厳密さが求められる場面、データ量が少ない場合、月次・年次の予測

LSTM(Long Short-Term Memory)

LSTMは深層学習ベースの時系列モデルで、複雑な非線形パターンを学習できます。データ量が多く、複数の外部変数(気温・曜日・イベント)がある場合に強みを発揮します。

import torch
import torch.nn as nn

class LSTMModel(nn.Module):
    def __init__(self, input_size, hidden_size, num_layers, output_size):
        super().__init__()
        self.lstm = nn.LSTM(input_size, hidden_size, num_layers, batch_first=True)
        self.fc = nn.Linear(hidden_size, output_size)
    
    def forward(self, x):
        lstm_out, _ = self.lstm(x)
        return self.fc(lstm_out[:, -1, :])

おすすめ場面:データ量が十分(数千行以上)、複数の特徴量がある、非線形な複雑なパターンがある場合

3手法の使い分けまとめ

データ量が少ない(数十〜数百行)・季節性が明確・解釈性が重要な場合はProphetまたはARIMAを選びます。データ量が多い(数千行以上)・複数の外部変数がある・非線形なパターンがある場合はLSTMが向いています。まずProphetで素早くベースラインを作り、精度向上が必要な場合にLSTMを試すという順序が実務的です。

よくある質問

「時系列予測でLightGBMは使えますか」という質問をよく受けます。ラグ特徴量(過去N期間の値)・ローリング統計量(移動平均・標準偏差)を特徴量として作成することで、LightGBMも時系列予測に使えます。Kaggleのコンペではこの「LightGBM+ラグ特徴量」アプローチが上位に入ることも多いです。「予測精度を評価する指標は何を使えばいいですか」という質問については、MAE(平均絶対誤差)またはRMSE(二乗平均平方根誤差)が一般的です。外れ値に強いMAE、外れ値に敏感なRMSEという特性を理解して選びましょう。

まとめ

時系列予測の3手法はProphet(ビジネス時系列・使いやすさ)・ARIMA(統計的厳密さ・少データ)・LSTM(複雑パターン・多変数)という使い分けが基本です。まずProphetでベースラインを作成してから必要に応じてLSTMに移行するアプローチが実務的で効率的です。

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