E資格に挑戦しようと思ったきっかけ
製造業で生産管理をしながらPythonで機械学習を実務に使い始めた頃、「自分のスキルを客観的に証明できるものが欲しい」と強く感じるようになりました。G検定は独学で合格していましたが、G検定はどちらかというと「知識」の証明。コードを書いて実装できる力を示せるE資格を取りたいと思ったのが始まりです。
「Pythonで機械学習を実務で使っているのに、それを証明する手段がない。E資格という客観的な資格があることを知って、挑戦を決めた。」
調べてみると、E資格はただ勉強して試験を受けるだけでは受験資格すら得られないことがわかりました。JDLA(日本ディープラーニング協会)が認定したプログラムを修了し、その修了証を持って初めて受験できる仕組みです。
最初の計画と誤算
AVILENのE資格講座を選んで受講を開始したのが2025年春頃。計画では「2025年8月の試験に合格する」というタイムラインで動き始めました。
| 項目 | 当初の計画 | 現実 |
|---|---|---|
| 受講開始 | 2025年春 | ほぼ予定通り |
| 修了試験クリア | 受講後すぐ | 予想より大幅に時間がかかった |
| 本試験(2025年8月) | 合格予定 | → 間に合わず断念 |
| 本試験(2026年2月) | — | → 合格 ✅ |
⚠️ 最大の誤算:E資格の修了プログラムは「受講して終わり」ではなく、コーディング演習・プロダクト開発課題など、実装力を問う重い課題が連続します。「動画を見るだけ」でこなせると思っていたのが最初の大きな誤算でした。
8月受験を断念した瞬間
修了課題のコーディング演習で詰まり、「これは間に合わない」と判断したのが試験の2ヶ月前。正直かなり落ち込みました。周りに「8月に受けます」と話していたこともあり、「やっぱり無理だったか」という気持ちもありました。
「2ヶ月前の時点でほぼ無理だと判断した。でも諦めるよりも、次の試験に向けてしっかり準備する方を選んだ。それが結果的に正解だった。」
延期は「失敗」ではなく「戦略の変更」だと気持ちを切り替えて、2026年2月の試験に向けて仕切り直すことにしました。
延期期間にやったこと
半年間の延期期間は、焦らず確実に基礎を固めることに集中しました。特に力を入れたのは次の3点です。
①『ゼロから作るDeep Learning』を徹底的に読み込む。E資格の核心であるディープラーニングの実装を、数式レベルまで理解し直しました。最初は誤差逆伝播のあたりで詰まりましたが、何度も読み返すことで体に染み込んでいきました。
②毎日noteに学習記録を書く。損失関数・勾配消失・正規化など、学んだ内容をアウトプットすることで定着を加速させました。書くことで「わかったつもり」が「本当にわかっている」かどうかが明確になります。
③Claudeを学習補助に活用する。「この数式の意味を平易に教えて」「このコードのどこが間違っているか」など、Claudeへの質問が学習効率を格段に上げてくれました。
💡 延期期間のコツ:「受験まであと〇日」という焦りではなく、「毎日1テーマ理解する」という積み上げ型の目標設定に切り替えると継続しやすくなります。
2026年2月本番の当日
試験当日、8月に受けていたら「まだ準備不足だった」と感じるほど自信がありました。延期を選んだことで、本番に余裕を持って臨めたのです。試験会場では「落ちたかも」と感じた人が多い中、自分は「これはいけた」という手応えがありました。そして合格通知が届いた時の安堵感は今でも覚えています。
合格後に変わったこと
E資格取得後に変わったことを正直に書くと、まず職場での立場が変わりました。「AI・機械学習のことはShunに聞こう」という雰囲気が生まれ、社内勉強会の依頼が来るようになりました。副業・フリーランス案件の問い合わせでも、プロフィールにE資格と書いているだけで信頼感が全然違います。
これからE資格を受ける人へ
E資格は「合格率70%程度」という数字から簡単そうに見えますが、これはJDLA認定プログラムという高いハードルを越えてきた人たちの合格率です。実質的な難度はかなり高いです。でも、しっかり準備すれば必ず合格できます。延期したことが恥ずかしいとは全く思いません。むしろその半年間で得た基礎力が、今の自分のAIエンジニアとしての土台になっています。

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