未経験からAIエンジニアになった1年間の勉強記録【リアルな体験談】

未経験からAIエンジニアになった1年間の勉強記録【リアルな体験談】 転職・キャリア

はじめに

「AIエンジニアになりたいけど、未経験でもなれるのか」という不安を持つ方は多いです。製造業の生産管理担当からMLエンジニアとして実務経験を積んだ立場から、実際の1年間の学習過程を正直に振り返ります。スムーズにいった部分も、つまずいた部分も含めて書きます。

スタート時のスペック

製造業の生産管理担当で3年の経験がありました。Excel・VBAは業務で使えていましたが、Pythonの経験はゼロ、統計・機械学習の知識もほぼゼロという状態からスタートしました。G検定すら持っていない段階でした。「機械学習を使えばもっと精度の高い需要予測ができるのでは」という現場の課題感が学習を始めたきっかけです。

1〜3ヶ月目:Python基礎の壁

Progateで無料のPythonコースを2周しました。プログラミング自体が初めてだったため、変数・ループ・関数という概念を理解するのに1ヶ月かかりました。つまずいたのは環境構築です。AnacondaのインストールからJupyterの起動まで2〜3日かかりました。今ならGoogle Colabから始めることを強くおすすめします。3ヶ月目には業務のExcel報告書をPython+pandasで自動化することができました。この小さな成功体験がモチベーションになりました。

4〜6ヶ月目:機械学習の基礎と最初のコンペ参加

scikit-learnの公式チュートリアルを進めながら、Signateのチュートリアルコンペに参加しました。最初は提出の仕方すらわからず、コミュニティの解説を読みながら少しずつ進めました。G検定の勉強もこの時期に並行して開始し、6ヶ月目に合格しました。Kaggleのirisデータセット・titanic問題で一通りの機械学習の流れ(データ確認→前処理→モデル選択→評価)を体験しました。

7〜10ヶ月目:実務への適用と社内プロジェクト

製造ラインの不良品発生データをLightGBMで分析して、不良品発生の予兆を検知するモデルを試作しました。予測精度は完璧ではありませんでしたが、「実際のビジネスデータでMLが動く」という経験が大きな自信になりました。この試作を社内で発表したことで、AI推進プロジェクトへの参加機会をもらえました。

11〜12ヶ月目:E資格の取得

JDLA認定講座を受講してE資格を取得しました。深層学習の数学的背景(行列演算・確率・微分)を体系的に学ぶことで、それまで「なんとなく使っていた」手法の理論的な理解が深まりました。資格取得後に転職活動を開始し、MLエンジニアとしてのポジションに転職しました。

よくある質問

「文系・非理系でもMLエンジニアになれますか」という質問をよく受けます。なれます。数学的な知識は学習の中で補えます。最初から完璧な数学知識は不要で、Pythonでコードを動かしながら必要な数学を少しずつ理解していく方法が現実的です。「転職までにかかった費用はいくらですか」という質問については、G検定の受験料(1万3,200円)、E資格の講座費用(20〜30万円)、書籍代(2〜3万円)が主な費用です。E資格講座は教育訓練給付金を活用することで実質負担を大幅に下げられます。

1年間の学習を振り返って感じること

1年間振り返って最も重要だったのは「小さな成功体験を積み続けること」でした。Pythonで最初のコードが動いた時、初めてコンペに提出できた時、社内ツールが実際に使われた時、それぞれの達成感がモチベーションを維持する燃料になりました。完璧な準備より「動き続けること」が重要です。今AI・MLエンジニアを目指している方は、学習ロードマップを完璧に決めてから動くより、まず今日1行コードを書いてみることをおすすめします。

まとめ

製造業未経験からMLエンジニアになるまでの1年間は「Pythonの基礎→機械学習の基礎→コンペ参加→社内への適用→資格取得→転職」という流れでした。完璧な準備より「小さく試して成功体験を積む」サイクルが継続の鍵でした。今AIエンジニアを目指している方は、まずGoogle ColabでPythonを1行書いてみることから始めましょう。

未経験からMLエンジニアになる道は決して平坦ではありませんが、正しい方向に努力を続ければ必ず結果が出ます。今日から一歩踏み出しましょう。

1年間の学習記録を振り返ると、自分の成長が見えてモチベーションになります。日々の学習を記録する習慣をつけることをおすすめします。

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